まつぼっくりが笑う

時事ネタ、話題の書籍の読後感を主観を交え真剣に綴ります

「反日種族主義」李榮薫編著 読後感6

 先に述べたように日本の朝鮮併合は朝鮮人を日本に同化させることが主眼というか日本のそれと同じにします。

同化が目的だったため、日本の色々な制度や仕組みも同じように作られます。その一つが女子挺身隊です。これは銃後の守りは女性の務めで戦争に勝つ重要なことだと作られました。人手不足の工場で働いたり、竹やりの訓練までしたのだから笑ってしまいます。当然朝鮮でも女子挺身隊を結成して工場で働いたり衣服を作ったりします。

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「反日種族主義」李榮薫編著 読後感5

従軍慰安婦問題

 この問題こそが現在日韓関係悪化の最大の問題点です。

私自体小説等で従軍慰安婦の存在自体は中学生のころから知っていましたが、本当の所はよく理解しておりませんでした。慰安婦は戦争につきものの必要悪であり、兵の戦意高揚のために役立つだろうが困ったものだというぐらいの認識でした。

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「反日種族主義」李榮薫編著 読後感4

  • 徴用工問題

徴用工とは大日本帝国が第二次大戦中、韓国人を無理やり日本に連れて行き奴隷労働とか強制労働をさせたというものです。当時そのような言葉自体がありませんでした。何故ならそれが事実ではなく、韓国人の持つ歪曲された歴史認識だったからです。日本に渡った朝鮮人の多くは、自発的にお金を儲けるために行ったのです。

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「反日種族主義」李榮薫編著 読後感3

領土問題

それぞれの国において領土問題が最も大きな関心事になります。北方四島問題も一向に解決しません。外交による「話し合い」で解決することが非常に難しい問題です。理屈に合わない戦争のどさくさ紛れに勝ち取ったロシアは屁理屈をつけて返す気配はありません。結局国の力関係が反映されますから、強いロシアに日本は太刀打ちできません。

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「反日種族主義」李榮薫編著 読後感2

日韓併合と日本の植民地政策 

 

韓国で最も嫌われている日本人は豊臣秀吉だそうです。それは朝鮮侵略を行った大悪人だからです。もっとも秀吉は朝鮮を単なる通り道で狙いは中国にあったのですが、通り道でも甚大なる被害を受けた朝鮮としては許せない暴挙と思ったでしょう。

  

 時は下り、一九一〇年日韓併合により朝鮮は日本の植民地になりました。日本の植民政策は欧米の富の収奪を目的にするのとは異なり同化政策でした。どういう事かというと、朝鮮人を日本人化することです。

日本語を教え姓名も日本語化し、政治や社会体制も日本化するのです。鉄道の建設や学校の設立も積極的に進めます。自分たちの優れたと思う日本文化の強要ともいえます。元来、日本人はお人好しですから、そのことが朝鮮の人々のためになるし、喜ばれると勘違いしたのです。事実、朝鮮の近代化は日本の植民地時代に劇的になされました。

 

ところが、朝鮮の人たちは、日本の占領下の下で近代化が進み、暮らし向きが良くなったことを感謝するでしょうか。属国になったという屈辱に勝る恨みはありません。ここが良く理解できないことは日本人の欠点です。お金に困っている人に「俺の靴をなめろ!そしたら百万円をやる」そう言われて生命の危険を感じて靴をなめ百万円を貰えば当座の生活は豊かになりますが、その人は金をくれた金持ちに感謝するどころか屈辱を感じて恨むはずです。靴をなめろとまでは言わなくても、人に施しを受けて心から喜ぶ人は少ないでしょう。現在の韓国人の「反日」の根はすべてここにあります。

 

しかし、全世界史的に見れば弱い国が強い国の植民地になったり、滅ぼされる例は枚挙にいとまありません。日本も米国に戦いに敗け、原爆まで落とされ、植民地にこそならなかったけれど、いろんな意味で隷属関係にありました。

それでも日本人はアメリカに恨みを持っていません。それは日本人のお人好しな性格によるものと時間です。時の経過は嫌な記憶を薄めてくれます。ところが韓国はそうならなかったのです。第二次大戦の生存者が減って若い人たちが国の主流を占めるようになると、過去の恨みより未来が大事だと、両国民の間に交流が深まり改善が進んだのです。

おばちゃんの追っかけや韓流ドラマなど良い関係が出来、それが本当の友好関係になることがありますが、それを阻むものが韓国人の心の底にある恨みです.恨みは時とともに薄まるのが普通なのですが、それが表面化したのが領土問題と慰安婦問題です。

 

 私が子供の頃、両親の素朴な教育のせいか、中国人や朝鮮人に対する優越感から彼らを蔑視する風潮が日本人にはありました。私もそうでした。当然、それを感じる彼らの心の反発は内向します。ところが、今の若い人たちにはそのような感覚はないように思えます。そのことは私自身も喜ばしいことだと思っています。今の私にはそのような見方は恥ずかしいことだと考えます。

 

 さて、韓国が中国やアメリカの植民地になったとしたら日本に対する態度とは全く違うでしょう。韓国人から見たら中国が長男、自分が次男、日本は三男という位置づけです。この見方は頷けます。

日本の文明や仏教とうとうすべてが朝鮮経由で中国からもたらされたのですから。だから韓国から見たら遅れた国、自分たちより劣る人たちと錯覚しても仕方がありません。

あろうことか自分たちより劣った国が近代化をいち早く達成し、中国やロシアに戦争で勝ち、あまつさえ自分たちを植民地化したのですから胸がかきむしられる思いだったでしょう。

第二次大戦に敗れた日本が、このままつぶれていくと思いきや、経済的大発展をして、又もや韓国の手に届かない立場になってしまったのです。韓国人で一人も取っていない「ノーベル賞」も日本人は毎年の様に取っています。妬み嫉みが起きない方が不思議でしょう。李栄薫氏がこのような韓国人の心の奥底にある気持ちを強調せず、歴史的事実を検証して淡々と記述していることに感心します。

「反日種族主義」李榮薫編著 読後感1

令和二年一月、本屋で見かけて購入。読み終えて感動のあまり感想文をしたためることにしました。何故感動をしたかというと、反日一色と思っていた韓国にも事実と向き合って、綿密な調査と分析をして、しかも迫害を恐れずこのような文書を出す勇気あるまともな人たちがいることが分かったからです。

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コロナウィルス騒動3

  • 世界の動きと経済の影響

    この項目以降からは3月5日に書き出した。暇なのでテレビばっかり見ている。そのテレビ報道によれば、世界各国から日本を見る目が厳しいようだ。日本人の私から見てもコロナウィルス対策が不十分ということは感じるが、世界の目はもっと厳しい。この日の時点で22か国が日本人の入国制限を実施している。この中で影響の大きな国はインドである。

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